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アラサカと鳥類学:重要な3つの日本語Cyberpunk 2077に登場する可読可能なチップである。

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チップ
アラサカと鳥類学:重要な3つの日本語

アラサカの社内派閥に関する議論が過熱していく中、業界の人間の多くが、アラサカの今後に興味を示している。世界最大級の兵器メーカーの複雑な内幕を上手く理解できないという場合は、鳥類学を参考にするといい。そう、鳥についての知識が理解の助けになるのだ――少なくともある部分においては、企業人であれば誰もが知っているであろう、3つの日本語がある。「キジ」、「ハト」、「タカ」だ。

日本において「キジ」は、古くから文化的・象徴的に重要な存在とされてきた。生存する世界最後の1羽は、四国にあるハナコ・アラサカの私有区で保護されている。だが「キジ」という言葉は、アラサカ社内の派閥を指す名でもある。ハナコを中心に据えるこの一派は、主に保守的な技術系幹部で構成され、サブロウ・アラサカに忠実に従おうとする。彼らはサブロウの娘であるハナコを導き手と見ており、その力によって旧体制と社の安定性が維持されると考えているのだ。

「ハト」の象徴性は日本に限らず広く知られるところだろう。そしてこのシンボルには、ミチコ・アラサカ率いるより小規模な社内派閥の特徴がよく表れている(ミチコは故ケイ・アラサカの娘でありハナコの姪にあたる*)。リベラルなこの一派には、大きな変革を求める者たちが集っている。現在のところ大きな影響力は持っていないが、一部の政治家やメディア関係者の間に支持者を獲得し、成長を続けている。

「タカ」もまた、ハト同様に象徴的な存在だ。ヨリノブ・アラサカ率いるこの派閥は、直接的で強硬な手段を好む傾向にある。ヨリノブの頑固で気難しい性格はサブロウを思わせるところもあり、アラサカ社内の武闘派エリート層から広く支持を集めている。しかし彼の親欧米的な傾向や、革新的ながらも物議を醸す思想により、役員会の忠実な伝統主義者からは支持を失いつつある。

*アラサカ家の系譜については、間もなく発売の全8巻シリーズ『クローバーの影の二世紀』で詳しく知ることができる。

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